2013年7月18日木曜日

Paperについて。

今日は私の指導研究員の方と研究についてディスカッションをしました。
# 現在私が滞在している所は学術機関なので教育はしません。
 研究のみを行なっています。なので敢えてディスカッションとしました。
   指導ではありません。
私にとって3ヶ月分の価値のあるディスカッションだったので、
メモを残しておきます。

・データの引用方法
 引用を入れるのは当たり前ですが、どのデータを使ったのかを
 必ず明記。自分の作成したデータは何を根拠にしてどのような手法で
 作成したのかリファレンスがあれば必ず明記する。

・Journalに対して
 現在研究しているものをpublishする予定があるのであれば、
 どのJournalに投稿するのか最初に確認しておく。
 そのJournalの性質とIF(Impact Factor)を確認する。
 性質というのはそのJournalが対象としている重点領域を指す。
 合致するものがあれば、
 そのJournal投稿を視野にタイムスケジューリングを行う。
 対象のJournalの採択論文を何本か読み込み、専門語を覚えておく。
 これで周りくどい言い回しをしなくてすむ。
   - 私の場合はWebアプリの開発とデータ解析、
   2つのJournalが対象になります。
   それぞれ目的にあったJournalを探し、それぞれの目的に合致した
   骨組みに研究を立て直す。

・必要だけれど読み手の意識をそらすものはAppendixへ
 例えばアンケート内容の詳細はAppendixへ。必要な部分だけ抽出して
 文章としてPaper内に残しておく。

・サンプルサイズについて
 今回私の研究ではWebアプリを作成→参加者のデータを分析を行いますが、
 参加者のサンプルサイズをマトリックス表で明記。
 本来ならば欲しいサンプルと取れなかったサンプルをきっちりと明記し、
 今回の研究でカバーした部分を論じる。
 サンプルサイズは目的に合わせて自分で設計する必要あり。
 必要なデータとして男女比が重要になるのか等、
 どの属性が必要なのか根拠を明確にした上で設計する。
 (この点を完全に抜かしてました。。。反省)
 また、バイアスなどが掛からないように設計する。
 例えば環境志向について調べたい時に現研究所内からサンプリングしても
 当然環境志向は高いことが想定されます。

というわけで今からペーパーを修正します。
またもう一人の尊敬する研究者の方から長いコメントを頂きました。
目からポロポロ鱗が落ちているので、それはまた別の記事にまとめます。

書いてみると当たり前ですが完全に抜け落ちていました。。。
研究は日々修行と発見と積み重ねですね!